『プールがなくてもオリンピック選手が育つ八王子高校水泳部 科学で考え、心で教える指導法』
- 著者
- 安芸 進
- サイズ
- 四六判 p.192
- ISBN
- 978-4-434-20388-6
- 発行
- 2015年3月4日
- 価格
- 1500円(税別)
- 目次
第1章 師と教え子に恵まれた半生
第2章 何事にも「科学的根拠」を持て
第3章 子供のやる気を引き出す指導法
第4章 チーム力をアップさせる指導法
第5章 アスリートの指導者、保護者として知っておくべきこと
八王子高校水泳部には、プールがありません。それでも毎年15人ほどの新入部員が全国から集まり、これまでオリンピック選手を4人も輩出してきました。
そこで行われているのは、
「オリンピック選手を育てるための特別メニュー」ではなく、
「子どもたちのやる気を引き出す指導法」です。
「私はオリンピックに出場した選手が特別偉いとは思っていませんし、
オリンピック選手を育成したくて、水泳指導をしているわけでもありません。
なぜなら、私は教師だからです」
数年後には、社会の一員になる高校生たち。その3年間という大切な時期に、教育者や親は何を教え、どう導いていくべきなのか。
中高の部活顧問の先生、アスリートの保護者必読! 約40年間の教師生活が生み出した『真の教育』、その実例が詰まった一冊!
安芸 進(あき・すすむ)
昭和26年7月5日生まれ。小学5年生のときに初めて水泳を教わり、中学生で「水泳を教える教師になる」と決意。八王子高校で水泳部を創設し、東海大学進学後は金子スイミングスクール(現アクラブ)で指導ノウハウを修得。卒業後は八王子高校専任教員・水泳部顧問となり、スイミングスクールのコーチや大学教授と連携して「科学的水泳」を追求する。
選手の水中映像にスピードや距離をグラフで表示する「見える化」指導により、プールがない水泳部でありながら、地方からも入部希望者が絶えない有名水泳部に成長。4名のオリンピック選手を輩出した。
教育者として「高校で子どもに教えるべきこと」を確かな信念として持ち、平成24年から2年間、東京都昭島市社会教育委員も務めた。