第1章 廣福則安和尚の祖先
第2章 廣福則安和尚
第3章 則安の祖先たち
第4章 著者・安藤俊雄のこれまでの歩み
桜田門外の変の井伊直弼大老の遺品が、田舎の我が家にあることに驚き、次の世代の方に伝えたいと思ったのがきっかけで、何らかの方法で形にして残したいと考えました。その結果が本書です。幕末から近代にかけて活躍した曹洞宗の禅僧である廣福則安和尚を中心に、安藤家初代・安藤光二郎の父である安藤駿河守藤原隆光(源海)、25代目の安藤喜用志(藤原佳雄)、26代目安藤学、28代目の安藤進とその弟である文雄に限定しました。そして、蛇足ではありますが、安藤家の末裔である私の歩みについても、少しとり上げることにした次第です。また、本書の巻末にて、私が所蔵する骨董書画のコレクションより代表的なものを掲載しました。先祖から伝えられたものに加え、個人的に集めてきたものも多くあり、いずれも日本の歴史・美術を知るうえで重要なものと考えています。関心を持ってくださる方が一人でもいらっしゃれば幸いです。