
序章 えん罪事件の概要
第1章 告訴前の出来事
第2章 違法な取り調べ、自殺未遂、逮捕(林山警部補)
第3章 でっち上げられた金銭要求と恐喝罪
第4章 警察・検察によるえん罪を確定した、裁判所の判決
第5章 真実を訴え続ける
終章 読者諸氏へ
「下田利春、収賄罪および恐喝罪の疑いで逮捕する」
2カ月の入院生活を終えて病院を出た瞬間、逮捕状の提示もそこそこに、私は警察車両に押し込まれた。
泣き叫びながら私を守ろうとした妻が、強引に引き剥がされる。その光景は法治国家のそれではなく、野蛮な拉致のようだった。
【捏造された罪】
私は賄賂の要求も脅迫もしていない。「過去の太陽光発電事業の経緯を教えてほしい」と頼まれて面談し、説明した。その秘密録音が編集され、異なる2業者の説明を切り取り、つなぎ合わせて「300万円×20年分=6000万円の金銭を要求した」「払わなければ議会で潰すと脅した」というストーリーをでっちあげられたのだ。
【脅迫・強要による「自白」】
私が求めたのは「水害対策」のみである。しかし取り調べでは、事実無根の「金銭要求」を認めるよう誘導、脅迫、強要されて、最後には警察が作成した供述調書に署名させられてしまった。
【証言を削除し、有罪判決】
裁判では、面談した当事者が証人尋問で「金銭要求はされていません。脅されていません」と証言した。裁判所はこの発言のみを尋問調書から削除し、数々の矛盾を正当に書き換えて有罪判決を下した。
私は現在、街頭で「私は無実です」という看板を立てて、ビラ配りをしている。この事実をマスコミが取り上げる日を、ずっと待っている。
昭和25年2月7日、長崎県南島原市布津町生まれ。
昭和56年に弁当屋を開店。平成12年に布津町議会議員選挙に出馬・当選。『正道一貫・真面目に一生懸命』を信条として防災活動をはじめ、地域の課題に精力的に取り組んだ。平成18年の町村合併で南島原市が誕生した後も市議として活動を続け、4期連続当選を果たした。
令和元年10月30日、身に覚えのない容疑で突然逮捕される。警察・検察・裁判所・市議の共謀によりえん罪を仕立て上げられ、有罪判決を受けた。
現在は再審請求および民事裁判に取り組みつつ「行政の正常化」と「えん罪撲滅」を目指し、『日本からえん罪をなくす会 島原』の代表として活躍中。