2017/04/25「フライト・ゲーム」著者、松葉健司様がいらっしゃいました! 

 その日は突然やってきました。
 いつも通りの朝礼で社長が「今日は松葉様がいらっしゃいます」と発表され、私達スタッフは大慌てで茶菓子を買いに走り、事務所を片付けました。
 松葉様は弊社刊行「フライト・ゲーム」の著者であり、三重の無名野球部であった「久居農林高校」「松坂高校」を創部以来初の甲子園に導かれた、凄腕の監督です。

 実は私はまだ松葉様とお会いしたことがありませんでした。スタッフが己の趣味の話を平行線的に語り合ったり「お腹が空いた」「もう疲れた」と言いながら職務に励むなど、ただでさえクールな雰囲気の事務所ですので、怖い野球部監督像的なものを勝手に妄想し、それこそ「素敵な雰囲気の事務所ですね」と、言われてしまうのではないかと恐れていました。
 しかし実際にお会いすると、とてもフランクな方であったことに驚きました。
 今回は、社長に新ビジネスで相談に乗ってほしいということで、私髙木Jrと横川さん含む3人でお話をさせていただきました。
 そのあと、以前から気になっていたフライトゲームを出版しようと思った理由(きっかけ)について質問しました。
 
 私が松葉様の話で一番印象に残ったのは「こども達はもともと素晴らしい。抑圧するのではなく、可能性を引き出すことが大事なのです」というお話。
「生徒達に『目標』を持たせることは、たやすい。野球部なら甲子園出場などですね。では、なぜ野球をしたいのか、そして甲子園に出たいのか、という理由から『目的』を発見し、生徒達自身で結論を出してもらう。そうすればグッと伸びますね。」とも語られました。
 学校の先生といえば「〜をしてはいけません、こうしなさい」という注意をし、子どもをよくも悪くも制御する、という印象があります。(私がシンプルに非行少年だった、という可能性もありますが)

 価値観の押しつけではなく、生徒たちで考える訓練をさせるという前向きな方針をお聞きし「学校の先生がみんなこんな人ならいいのになー」と、ご本人の前で、思わず口に出してしまいました。笑

 次に、なぜ弊社で出版する道を選んでくださったのかお聞きしたところ、
「社長にお会いして、話をしていたら『ここだ!』と思いました。魔法のランプ(次作)出版後、違う出版社にも相談したのですが、他にいってもやっぱりライティングさんに帰ってきてしまいましたね。こんなに真摯に耳を傾けてくださるところは他にありません」とコメントをいただきました。
 ありがとうございます!! もったいなきお言葉!

 今回当ブログを書かせていただくにあたり、先生のお名前で色々とお調べしたのですが、
松葉様を取り上げられている他サイト様などを見ていて、
こうした「生徒の自主性を重んずる方針」が必要とされている、という流れを感じました。
人を変革させる素晴らしい価値観を、世間に広めていくのは、私たちメディア業界の使命ともいえます。
 その使命を全うするため、今週も励んでいきたいと思います!

flyghtgame_300x445.jpg
https://righting-books.jp/book/bungei/post-10.html