こんにちは、スタッフ高木Jrです。
先週末、湊かなえ著「リバース」を読了しました。

あらすじ
しがないサラリーマン深瀬。唯一の特技はコーヒーを煎れること。
ある日、交際中の美穂子の職場に「深瀬は人殺し」という書状が届く。
深瀬には、大学のゼミメンバー５人で旅行に行ったとき、親友の広沢が事故で亡くなる、という過去があった。
他のメンバー３人の周りにも、次々と事件が起きはじめ・・

最後の２行のオチで驚きました。
全ての情報が、オチのための伏線だった、とも言えるぐらいです。
次々と事件起こり、次の展開が予測できない本格サスペンスなのですが、
特に印象に残ったのは、男性心理の描写でした。

リバースは、ここ最近ドラマでも放送されているのですが、
こちらの心理描写が特に面白かったです。
例として、１話の深瀬（藤原竜也）と美穂子（戸田恵梨香）が付き合い出すシーンを挙げましょう。

深瀬の部屋で深瀬が告白し、承諾する美穂子。
その後深瀬は勢いよくアパートを飛び出していくのですが、隣人とばったり目が合います。
全然喋ったこともない隣人に向かって「おはようございます！」と満面の笑みで挨拶します。
夜中に美穂子とメールするシーンでは、
大したことない内容のメールなのに、絵文字や顔文字をつけたり、やっぱり消したりして、
送信するまでにかなり時間がかかっていました。

この浮かれまくりの深瀬を見ていて、
「恋愛慣れてない男性の様子を、よくここまで描けるな」
と感心するとともに、まるで自分が辿ってきた道を暴露されたような、
かなり恥ずかしい気分になりました。
「あまり表に出したくない男らしさ」といいますか......
この気持ちは、男性諸氏にはきっと共感していただけるかと思います。
・・していただけますよね？（泣）

深瀬はしがないサラリーマンとして描かれていますが、
他にも、大学ゼミメンバーは、クール眼鏡（玉森裕太）、根明野球好き（市原隼人）、俺様系議員秘書（三浦貴大）、爽やかカレー野郎（小池徹平）など、様々な属性のイケメン揃いです。
ドラマの放送時間は金曜日の夜１０時。今週が最終回となっておりますので、サスペンス好きの方、またイケメン好きの方もぜひご覧いただければと思います。

P.S　藤原竜也に戸田恵梨香でサスペンスとか、なにそのデスノー...ウッ！（心臓麻痺）