みなさまこんにちは!
暑さ厳しくとけてしまいそうな今日この頃......
毎日をどうやって快適に過ごすか、頭を悩ませています。
やっぱり一番は、適温に設定されたクーラーのある図書館で読書でしょうか。
本の内容は、サスペンスホラー、怪談ものがいいかもしれません。
ゾクゾクして、体温を下げる。一番エコで季節感も味わえる涼み方です。
ライティングでも、いつかそんな本を出す日がくるのかしら......
あったらおもしろいなあ、と思いますが
ライティングには、ゾクゾクするレベルではなく、
凍りつくようなホラーが好きなスタッフがいるので、 私にはご縁のない作品となりそうな気も......(笑)
さて、 前回のブログに話しを戻しましょう。
ボランティアに訪れた「ゆずの木ホーム」という施設で、世界の伝記シリーズを見つけた私の思い出話でしたね。
怠慢な読書家のスタッフYが唯一、記憶に残っている本の紹介をすること、忘れていませんよ!(笑)
さっそく、ご紹介いたしましょう。
その本の名は「ヘレン・ケラー」です。
え、日本の伝記シリーズじゃないのかよって?
(このツッコミの理由が知りたい人は、前回のブログを読んでくださいね♡)
そうなんですよね〜 意外にもヘレン・ケラーなのです。
理由はやっぱり、
お姫様のようなかわいい主人公が、 たくさん苦しみを乗り越えて逞しく生きていくお話だったこと(笑)
↑も嘘ではないのですが、
本当の理由はコレ
目も見えない、耳も聞こえないヘレンが はじめて
「水=ウォーター」
だと認識できて感動しているシーンに
子どもながら、強烈なインパクトを覚えたから。
「世の中にはこんな人がいるんだな」
という"感情"をはじめて持った経験かもしれません。
私は、ヘレン・ケラーを読むまでは、
"他人"に対して「わたしが生活している"周りにいるもの"」くらいにしか
感じたことも、考えたこともなかったのです。
にもかかわらず
「外の国の人」「自分とは違う盲目・無音の世界で生きる人」
大きく言えば、「他人」 に対して"驚く"、そして"興味を抱く"そんな経験を味わった瞬間でした。
ヘレンが
「全てのモノに名前があるんだな」と知ったときの驚きの感情と、少し似ているかもしれませんね。
子どもの頃は「脅かされてびっくりする」ということがあっても
いわゆる"感心して驚く"ことは正直、ほとんどないのでは、と思います。
なので、とても貴重な経験として印象に残っているのです。
ヘレンについて、それ以外のことはまったく覚えておらず、
なにか賞をもらったとか、その後何をして、いつ亡くなったのかも存じておりません。
ですが、私は、実在する人物の物語を読むときに、
いつ、だれが、どこでなにをしたかという
「知識的なこと」を自分の中にしっかりと留めることができなくても
実在する人間が何かをしたこと、言ったこと、考えたことに対して、
「今まで自分ではしたこともないこと、感じもしなかった感情、口にしたことのない言葉、考えたこともないこと」に出会う経験が積めることも、 本を読む上での収穫だと思っています。
なので......
「ヘレン・ケラーが何した人かも知らないの?」といわないでください!(笑)
彼女の本はわたしに、知識ではなく、心の成長体験を与えてくれたのですから......キラン☆
以上、読書家とはいえない私の、ちょっと生意気な読書論でした♡