2017/09/20ブックデザイナーの仕事


みなさまこんにちは。

今日は、本を作る上で欠かせない存在、
ブックデザイナーについて、少しお話をしたいと思います。

ブックデザイナーの基本的なお仕事は、本の表紙やカバーなどに使用する写真、絵、イラスト、文字などのデザイン、レイアウトを考えることです。
デザインをどんな紙に印刷するのか、また、本の中身、ページデザインについてもフォント、サイズ、色をどうするのかまで考えることもあり、任される幅によって、その仕事は多岐に渡ります。

本のカバーデザインの役割については、
本年の5月頃に『本の装幀の話』というタイトルのブログでお話ししました。
「本のカバーデザインは、本の売れ行きに大きく影響する」
1にも2にも、書店で読者の目を魅くデザインに仕上げること。
それが本をヒットさせる鍵なのです。

いえ「ヒットの鍵です」なんて簡単に言いましたが、
『本をバカ売れさせるためのデザイン』を考えなくてはいけないブックデザイナーの仕事とは......
ムムム、どれだけたいへんなのか、簡単に想像がつきますよね。笑

そんなたいへんな世界で、
「ベストセラー作家の本の装丁なら彼女に!」
と呼び声高いブックデザイナーさんがいます。

1年間で手がける本の数は100冊近く......
江國香織先生や恩田陸先生をはじめとする超有名所の作家さんたちの本のカバーデザインを担当。
しかも、デザインするのは小説だけにとどまらず、漫画でも絵本でも辞書でも
彼女にかかれば唯一無二の仕上がりに--------

読者の皆さんも、
書店で「名久井直子の装幀」と特集が組まれているコーナーをみかけたことがあるかもしれません。

名久井さんの作品が見られるサイトはこちら
BIRD GRAPHICS BOOK STORE


出版に携わる人間は
『売れる本づくり』に皆、命かけてます。
その売れる本づくりの先に、
まさか名久井さんのように「個人名で本が売り出されているコーナーが書店に誕生する」なんてことがあれば......
どれだけ嬉しかろうとおもいます。笑

ライティングでも、本づくりの際にはブックデザイナーさんが
「あーでもない」「こーでもない」と試行錯誤、練りに練ってデザインを仕上げてくれています。
いつもご苦労様です......

最後に、
じつは「いつかライティングの本づくりに携わってくれているブックデザイナーさんの中から、名久井さんのように有名になる方が誕生すればいいな〜」
なんて、考えていることを暴露して、ブログを締めたいと思います。笑

Dreams will come true if you wish...♡

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